がん治療は個人差が大きく、同じがんで同じ治療をしていても、効果や副作用はさまざまです。
ですが、ほかの患者の体験が治療をしていく上で役立つこともあります。
ここでは、ほかの患者の体験談を知るメリット・デメリットを紹介します。
メリット
次のようなことが事前にわかり、治療をするうえでの参考になります。
・治療や入院、手術の前にしておいた方が良いことは何か。
・治療中の日常生活をどのように工夫したか。
・治療中の副作用軽減のために、どのような工夫をしていたのか。
・どのように治療を乗り切ったのか。
・治療後、どのような生活を送っているか。
デメリット
一方で以下のようなデメリットもあります。
・医療の進歩が早く、同じがんであっても治療法が変わっていることがある。
・「しんどい」「つらい」ときに書き込んでいることが多く、ネガティブな内容を目にしやすい。
・科学的根拠のない民間療法、自然治癒などの情報に惑わされる。
個人の体験談からわかる情報にはメリット・デメリットがあります。
がんの治療は、実際にやってみないとわからないということが多くあります。
そのため、体験談を読んで怖がるのではなく、「そういう人もいるんだ」と客観的に受け止めることが大切です。
このように情報と付き合っていけると、情報に振り回されたりせず、少し心に余裕ができるかもしれません。
がん治療と情報と関わりは切っても切れないものがあります。
あなたの選択に必要な情報を探すのに、参考になれば幸いです。